2009年1月16日金曜日
観光産業フォーラム

沖縄の観光産業の現状を話しあう「観光産業『フォーラム』〜マッチング促進事業 南部地区〜」を見てきた。

開催概要については、右記プログラム&メモを参照。画像クリックで拡大

その中の基調講演や現役専門学校生の就職活動報告が、なかなかおもしろかった。

── 基調講演は東恩納 盛雄氏(ひがしおんなもりお/ラグナガーデンホテル 取締役総支配人)

独特のパーソナリティの持ち主で、見た目も若々しいしおもろいおっさん風でもあるので、取締役総支配人というような人には見えない。(失礼、でもイイ意味なのでご勘弁を)

しかし、バイトのベルボーイから始まって総支配人に登りつめ、今では北海道のリゾートホテルの代表?も兼務している(!)というのだからタダモノではない (@_@)

変わってるというか沖縄的なニオイ?がするのは、大学在学中のバンド活動から最近?に至るまで、ホテルと音楽の仕事(趣味?)を並行してきた(!)というあたり (*^_^*;

そうした彼のこれまでの取り組みの一例としては、ホテルの音楽レーベルをつくってこれまでにCDを5枚制作したそうで、お客様の評判もとてもいいらしい。

また社員研修にはドラマを取り入れていて、社員がキャストやスタッフとなってオリジナルドラマを作るという話もあった。

それはホテルの各セクションにおいて "スター" を育てるためで、ドラマを作ることで自分たちがどのように見られているか、どうすれば楽しんでもらえるかを知るトレーニングになる、ということだそうだ。

実際に魅力的なスタッフが "スター" となって、その "スター" に会いに来るお客さん(リピーター)も実際に増えてきている、というのがすごいところ。

"ホテルも音楽と同じエンターテイメントだ"

"ホテルマンはアーティストや俳優と同じ。来たお客さんをどれだけ楽しませられるか"


と熱く語っていたが、なるほどこんな支配人がいるホテルだとなんだか楽しそうで、ラグナにも機会があれば泊まりたいという気になってきた。

── そして基調講演の後が、専門学校生 金子昌恵さん(専修学校インターナショナルカレッジ リゾート観光科ホテルリゾートコース2年)の就職活動報告。

わかりやすく丁寧な喋り方や立ち居振る舞いには、一瞬ホテルで働く若きプロフェッショナル?と思うほどだったが、手にしたメモを見ながら報告発表する様子が、しっかりとした語り口の中にも朴訥(ぼくとつ)な人柄が垣間見えたりして、なんだか学生時代の弁論大会のようでもあり、聞いているこちらにも熱くさわやかな思いが伝わってきた。

報告内容も、中学生のときに家族で泊まったブセナテラスでの感動をきっかけにファンになりリピーターになったことや、あんなホテルマン(ウーマン?)になりたいと夢を膨らませ "パッション" (この言葉が何度も出てきた)をもち続けてきた結果、念願がかなってそのホテル(グループ?)に就職が決まったことなどが彼女のコトバで語られた。

これほどまでに彼女を虜にしたブセナテラス(スタッフ)のサービスとはどんなものだったんだろう、と興味が湧いてくる話しだった。

"(ホテルや観光の仕事は)地域の協力なくしてはできない、私の経験がなにかの役に立てばという思いでこのフォーラムにも参加した" といった言葉には、あらためて彼女の仕事に対する真摯な姿勢がうかがえて印象的だった。

その他にもいろんな話しがあったが、これまで見たフォーラムと呼ぶものの中で一番退屈しなくて楽しめたかもしれない。

沖縄のホテル・観光業界のイメージがすこし変わったかなとも思う。



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