2009年10月10日土曜日
那覇市民会館での「那覇センセイション」公演

那覇市青少年舞台プログラムの現代版組踊(げんだいばんくみおどり)「那覇センセイション」を観てきました。那覇市芸術監督でもある平田大一さん演出の舞台です。

今回が2回目の観劇。前回(今年3月のパレット市民劇場)に比べて一回り大きな会場でした。

初めて観た前回と比べると、主役のニート(男)3人のうち2名を実力派?の高3女子が演じていたり、見覚えのない新メンバーの顔をチラホラ見かけたりと、前回とはガラっと変わった配役で、また別の新しい舞台を観た思いでした。

平和教育といっても、教える先生側と生徒側でも知識以外に大きな違いはあまり感じられない現実。
とにかく実感がない。そんな状態で平和の大切さを訴えるってどうやったらいいんだ!?というこの舞台の大きなテーマについて、とにかく少しでもその記憶が残る所に行き、肌身で感じたひらめきを大事にしよう。それを種やヒントにして考えてみることが大切なんだ。

そんなメッセージが、小中高生たちが演じる舞台から伝わってきました。

平田舞台の大きな魅力となるダンスと楽曲の素晴らしさ。

この舞台の音楽監督はきむたかバンド(肝高の阿麻和利のバンド)メンバーOBである仲里朋大氏が務めていますが、彼が作ったテーマ曲「那覇センセイション」「平和への誓い」がまた秀逸なのです。

思わずアンケートにCD化してほしいと書いてしまいました。

今の音をCD化してほしい!と強く思うにはもう一つ理由があります。
それは現ボーカルの歌声があまりにも見事であることです。4月から高校生になった彼女の歌声はおそろしいまでの安定感があり、本当に驚くばかり。

かつて平田さんは、阿麻和利の舞台で “バンド(音楽)の存在はとても大きくて重要” ということを言われていたけれど、阿麻和利以外の舞台でもその音楽へのこだわりが感じられるのが、やはり平田舞台たる所以なのかと思います。

今回も、今の精一杯の演じきる姿を見せつけてくれた子供たち、そしてそれを支える周りの大人たちの勇気と行動力に敬意を表したい、そんな舞台でした。




(写真は終演後、ロビーでお客様を見送りながら歌い演舞する子供達の様子。これもまた平田舞台の心が表れている光景)


Photo: iPhone 3G



0 コメント | コメントを書く  

0 コメント:

コメントを投稿

Template Design: © 2007 Envy Inc.