2011年4月9日土曜日
何かがしたいこの気持ち。斉藤和義さんの静かな覚悟。

前記事に続けての動画です。

昨日(4月8日(金))20〜21時過ぎにライブ配信された
動画の一部です。(4分弱)

—— 日々、信じられない出来事が起きているこの国で、
こんな歌を歌うミュージシャンが現れました。

斉藤和義さん、2010年発表の自作曲「ずっと好きだった」の替え歌です。
(CMでもよく流れていたのでサビを聴けば分かる人も多いはず)

一昨日(4月7日(木))からYouTubeに投稿されては削除される
というイタチごっこからネット上で話題になり始め、その後
多くの人にさまざまな動画サイトに投稿されています。
(サングラスをしており、本物?そっくりさん?、とも言われてました)

—— そんな中、昨日(4月8日(金))20時から
Ustreamでライブが披露されるということで、
この歌を本人が歌うのか、注目が集まっていました。

約1時間強のライブ配信の間、視聴者数が3万人を超える圧倒的な集中に、
この歌の途中で配信が落ちる(途絶える)というハプニングがありながら、
配信が再開されたところで、また最初から歌い直してくれました。

—— こんな歌を、かなり有名な人気ミュージシャンが歌う、
ということの意味がどれほどすごいことか、

ご本人にとって、どれほど勇気と覚悟がいることだったかは、
観た人それぞれが感じて、考えてください。

動画と歌詞です。


【 4/27追記 】
オリジナルのUstream動画が削除されたようなので、
YouTube版(YouTubeにUpされていたUstream動画)に切り替えました。


『ずっとウソだった』 作詞・作曲:斉藤和義

この国を歩けば 原発が54基
教科書もCMも 言ってたよ安全です
俺たちを騙して 言い訳は「想定外」
懐かしいあの空 くすぐったい黒い雨
ずっと嘘だったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんと嘘だったんだぜ 原子力は安全です
ずっと嘘だったんだぜ ほうれん草食いてぇなあ
ほんと嘘だったんだぜ 気づいてたろうこの事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被爆すれば 気がついてくれるの この国の政府
この街を離れて うまい水見つけたかい?
教えてよやっぱいいや もうどこも逃げ場はない
ずっとクソだったんだぜ
T電もK電も S電もH電も もう夢ばかり見てないけど
ずっとクソだったんだぜ それでも続ける気だ
ほんとクソだったんだぜ 何かがしたいこの気持ち
ずっと嘘だったんだぜ ほんとクソだったんだぜ

※発端となった動画では“東電も北電も中電も九電も”でした。
配信側でのギリギリの調整がうかがえます。
(と言っても、丸分かりなので実質あまり変わらない)



一般人でも言えない人が多い中で、公言してくれた斉藤和義さん。

芸能活動をする人にとって、スポンサーというのは
計り知れない影響力があるそうです。

ある俳優さんが、こんなことを言ってました。

ドラマに出演する俳優などは、立場を表明するどころか、
そんな話題に触れただけでも(!)必ず干される
(仕事が来なくなる)から、母親から2週間前より
(話題に)触れてはいけない、皆分かってくれると
何度も釘を刺されたけれど、もう黙っていられない。
親不孝を許せ、と言いながら「原発反対」と表明していました。

そんな彼らが、今後の活動ができるよう
出来る限りの支援、応援をしていく必要があります。

原発は共存できません。
原発がない未来は作れるはずです。




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