
↑終演後の観客お見送り。でもこんな長い列は初めてでは?(!)まるで卒業式?のよう(笑)
新年度初公演の最初の舞台。6月12日(土)の昼の部に足を運んだ。
2007年11月から…通算13回目の観劇だった(と思う)
2月の卒業公演は観に行けず、
昨年の秋公演以来だったのでかなり久しぶり。
例によって例のごとく…
中高生の子ども達の熱い演技、踊り、歌、演奏に…
中盤から、ウルウルしっぱなしだった(!)

↑こららもお約束のお見送り演舞。芝生の上で鮮やかな衣装と踊りが弾ける。
同じ「肝高の阿麻和利」だけど、一度として同じ舞台はない。
出演者も変わるし、細かいセリフ回し、歌、演奏、踊り、演出から舞台の雰囲気全般も。
だから、何度観ても飽きない。
この舞台の感動は、言葉ではとても言い表わせない。
(自分のようにつたない文章力では)
今年度の(4月に入ってきた)新人を含めたトータル
総勢170名というのは、過去最多らしい。
最初の舞台挨拶で、平田さんも
「これだけの人数になると、全員は同じ舞台に立てない」と言っていた。
この春公演では4回のステージがあるわけだが、
これまで以上に出演する日、出演できない日が出てくるということだろう。

主役・阿麻和利役のMくん。
昨年の春公演が5代目阿麻和利デビューだったが、どんどん安定感が増している☆
最初、肝高神(肝高の守り主)として登場するときの声の存在感も迫力充分。

ハッタラーも去年の春公演以降(?)ハマリ役のMくん。
彼のハッタラーはつくづくダイナミックだし、
阿麻和利と百十踏揚のラブラブシーン?を1人コントで演じるところなんて、
あまりに芸達者過ぎて観客も呆気にとられてしまうほど…(笑)

しかし、今回の昼公演で光っていたのは、望月按司とその妃!
これまでで最も小さい望月按司ではなかったか?(わからないけど)
決してバカにしているわけじゃなく、
阿麻和利との対比でとにかく滑稽に描かれる望月按司の雰囲気にハマっていて、
カン高い声がいっそう高く、大いに観客の笑いを誘っていた。

↑舞台を降りる前と同様、お見送り演舞の後にも、勝連城跡(勝連グスク)の方角に向かって深く礼。
望月按司を引き立てていたのが隣りの妃。
これがまた対照的に背の高い子で、
この2人の組み合わせが過去最高?のマッチングというのか、
最高潮にユーモラスな盛り上がりを見せていた。

↑勝連グスクに向かって一礼するのは、この舞台のすべては勝連グスクから始まっているからであり、魂の拠り所だからだ。その勝連グスクでこの秋、いよいよ公演がある。これは見逃せない!
女性アンサンブルの数も多くなって、これまで以上の迫力。
肝高の阿麻和利の進化はとまらない。
新しい10年はもう始まっている。
それをつくづく感じた春公演だった。
許されるなら4回の公演すべてをいつか観てみたい。
そんな究極の贅沢は、一生に一度あるかないかだろうが。