2009年3月22日日曜日
「未来の瞳」海外移民の父 當山久三物語【金武町】

これまでに 平田大一さんが関わってきた主な地域おこしの舞台 は、うるま市、那覇市、浦添市、八重山(石垣島)のほか、金武町(きんちょう)があると聞いていた

2007年に勝連の阿麻和利に出会って以来、那覇(那覇市青少年舞台プログラム)の舞台も観てきたが、そのほかの地域の舞台も機会があればぜひ観てみたいと思っていたところ…

今回、幸運にも公演前日の新聞(小さくあまり目立たない記事)で金武の舞台があることを知り、さっそく観てきた。

それは、金武町出身で沖縄の海外移民の父と呼ばれる偉人、當山久三(とうやま・きゅうぞう)の人物像に迫る物語を、町内の小学生から高校生のおよそ30名(公演リーフレットより)が演じる舞台だ。



会場となった金武町立中央公民館 大ホール
立派な緞帳(どんちょう)には當山久三の姿が

阿麻和利の100名強から比べるとスケールは小さく感じるが、これまで観た平田作品(平田さんが起ち上げに関わった作品)の中で、一番あたたかい気持ちになって感動した舞台だった

これまで観た作品とは違って 涙はなく、幸せな気持ちにさせてくれる感動といってもいい

冒頭の挨拶で平田さんも言っていたが、とにかく《手作り感》がいっぱいで、観ていると本当に応援せずにはいられなくなるような雰囲気 なのだ。

もしかしたら、阿麻和利や那覇の舞台も始めた当初はこんな雰囲気だったのかも知れない。

それぞれ今では出演人数も増え、周囲の協力体制、大きな自治体、プロの大人のバックアップなどが充実してきた結果、今の雰囲気(完成度の高い舞台、という印象など)になった…

それは出演者や関係者が努力を積み重ねてきて発展してきた結果だと思うが、その反面当初あったその《手作り感》は感じにくくなった、と言えるのではないか。

金武の子ども達、當山久三ロマン演劇団の活動も5年にわたって続いてきたということだが、金武町という場所の地域性なのか、単純に規模の違いなのか、そのあたりのさじ加減が実にイイ感じで今に続いてきている ように感じた。

小学生&中学生よりも高校生が少ないこともあって、明らかに体つきの小さい子たちが演じて踊っている姿は、観ていてほほ笑ましく感じるから、と言ってしまえばそれまでなのだが…

ワンシーン終わるごとに毎回温かい拍手が起きるのは他の舞台ではなかった。

でもそんな中にも、自分たちの地元の偉人がどんな人か観ている人に伝えよう、という骨太なメッセージもしっかり伝わってくる のだ。

また、ダンスは複雑な振りにもかかわらず皆の息が合っていてノリもよく、見ごたえがあった。
なかでも他の舞台では観られなかった太鼓の演奏などは、結構な技術が伴った演奏と思われ、時間も長くかなりの迫力に圧倒された。

高校生2名+中学生3名のバンド(ユニットQ3)編成には、フルートも入っていてこれも意外性があり面白かった。

平田さんは “(現在の自分の立場である)監修というのは、応援しているということです” と言っていたように、演出として参加している他の舞台と違って、今はあまり口を出していないのかもしれない。

でもそこには、同じ楽曲で同様のダンスを踊っているということ以上の何か、《平田イズム》とも呼べるような、熱くそしてさわやかな感動を呼び起こす、なにかしらの浸透した空気があった

それは子どもも大人もいっしょになって本気で自分たちの根っこを見つめ直そう、ということではなかろうか。

ちなみに小学生が多い舞台に親近感を覚えたのか、いっしょに行った子どももこれまでの平田作品に比べて一番楽しんでいたような気も…(?)

とにかく、観に行けてよかった。

本当に驚くほど楽しめた舞台だった。

年に2回程度のペースで公演しているということで、できればまた次も観に行きたい。





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2009年3月14日土曜日
安里駅から見える風景(ゆいレール安里駅)

ゆいレールの駅は、どこも見晴らしがいい
(特にプラットホームからの眺め)

駅が高架の上にあるのだから
当たり前といえば当たり前だけれど。

たまに乗ると
「おぉーあんなとこまで!よく見えるなぁ〜☆」と感心する。

でも毎日乗ってると
きっとそんなことにも気づかなくなるんだろうね。
(興味がなくなる?)



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2009年3月13日金曜日
夜の県庁前交差点あたり


「ザ・ムーン」を観た後の県庁前交差点(パレットくもじ前交差点)



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2009年3月12日木曜日
奇跡の宇宙体験「ザ・ムーン」



琉球新報の試写会で「ザ・ムーン」を観てきた。

公式サイト…ウチの環境では重かったが、映画の雰囲気そのままで内容充実!)

予備知識もなかったため、何の期待もなく観た。

最初は NHKで放送される良質な海外ドキュメンタリーを観ているようだった


年輪を刻んだ顔がかなりのアップでスクリーンに映った。
当時のことを振り返りながら語るアポロ計画の元・宇宙飛行士たち。

合間に、当時の映像が映し出される。

映画は時代背景や個々の心情を織り交ぜながら、進んでいく。


クライマックスは、かの有名なアポロ11号が初めて月面着陸に成功するまでの様子で、貴重な映像とインタビューとが絶妙な編集で混ざり合い、ものすごい臨場感となって迫ってくる。

  • ロケットを切り離していく鮮明な映像
  • 着陸船が月面に近づいていく様子
  • 地上の管制官たちの時に緊迫し、成功したときの嬉しそうな表情
  • 月面に降り立つ宇宙飛行士を様々な角度から見た映像
  • 月面で月面車(ルナ・ローバー)が動き回る鮮明な映像

そのどれもが 40年ほど前の映像とは思えないほど美しく鮮明!
これまで見たこともない映像 が次々と出てきた(!)

公式サイトによればそれらは “NASA蔵出し映像” とよばれ、NASAによって冷却保存 されるなどして厳重に管理されていた 膨大な記録フィルム であり、これまでほとんど人目にふれることがなかった。

その中から厳選された映像の ほとんどは無声の映像 のため、別の音声を探し出して組み合わせていく という気の遠くなるような作業を行ったのだという。


エンディングに流れる平井堅の「Moon River」を聴くころには、宇宙的視野(スケール)から見たとき、些細なことに思い悩む1人の人間がどれほどちっぽけなものかと自分も悟りを開いたかのような気になった。

地味ながら、じわじわ来る感動 だった。


── 印象に残った言葉を引用したい。

アポロ12号の着陸船パイロット、アラン・ビーンの言葉


「地球に戻ったとき
 ショッピングセンターへ行った
 アイスを食べながら人々を見て
 地球に生まれてきてよかったと思った
 なぜ皆 不平を言うのか?
 エデンの園にいるのに
 ひとことで言うなら
  “幸運” だろう
 とても幸運だった」



映画館を出たとき、夜空に輝いていた満月
日常の向こうに、いつものように月はあった





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2009年3月6日金曜日
今夜!阿麻和利のドキュメンタリー番組が放送

…されるそうです!☆(@o@)

先日の 卒業公演に至る1週間 を追ったものらしく

チャンネルはNHK総合です。

沖縄限定 なのが残念! ★(>_<;ゞ

NHK総合

ドキュメント沖縄


本 日 3月6日(金) 午後7時30分~55分(25分)
再放送 3月8日(日) 午前8時00分~25分


沖縄地域の方は、ぜひ お見逃しなく!

あまわり浪漫の会☆BLOG: 本日放送-NHK沖縄-





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2009年3月3日火曜日
生まれて初めての確定申告終了

本日、行ってきました確定申告(遅ればせながら)

最初フツーに税務署に行くんだろうなと思っていたら。。。確定申告時期だけの特別会場(!)ということで、浦添市産業振興センター・結の街がその会場になっていた。

初めてということで、ほんの少しドキドキしながら会場に向かう。(追加で税金納めることになったら…なんて考えるとね★)

行ってみると、そこはさながら お祭りか運動会のよう(!)(@o@)

電器屋さんみたいにた〜っくさんのノートパソコンが並んでて、お揃いのジャンパー着た係の人がこれまたた〜くさん待ちかまえていて、次から次へと訪れる人が、いくつかのパターンに決められたコース(?)をスタート!(一斉にじゃないけどね)

廊下の受付からスタートしたら「まずは○番のところへ進んでくださいね」「これを書いたらとなりの○番の人に声をかけてください」みたいな感じで (*^_^*)

最終的に、ノートパソコンの隣に係の人がついてくれて、手取り足取り教えてもらいつつ一通り入力して申請完了。

自分の場合は中途退職ということで内容が単純だったからか(?)あっという間に終わったような。

自営業のみなさまは、ケースバイケースでややこしかったりするのかな? ごくろうさまです m(_ _)m

まぁ終わってみれば、ささやかな還付金もあったので、よかったということにしておこう (^_^;

でも、もうちょっとしっかり領収書関係をキープしておけば医療費控除が受けられたかな。。。(*_*;(そこまで病院のお世話にはなってないか★)



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2009年3月1日日曜日
肝高の阿麻和利 卒業公演


公演終了後の見送り演舞

肝高の阿麻和利 卒業公演を1週間前(2/22(日))に見てきた。

(卒業公演は昨年に続いて2回目で、通算10回目の阿麻和利だった)

阿麻和利に出会ってからの主要キャストが卒業する公演 だったため、涙ナシには見られないとは覚悟しつつも、予想を上回るボロボロぶりに我ながら驚いた(!)

現代によみがえった阿麻和利そのもの だった
阿麻和利役(4代目)のKくん

可憐な 百十踏揚(モモトフミアガリ)がハマり過ぎていた Yさん

毎回のすさまじい迫力 に加え、最後は 渾身の魂の叫び だった
長者の大主(ウフシュ)役のAさん

見事な演技で観客をナビゲート してきた
通称:肝子(きむこ、肝高の子)役のNさん


などなど…

ほかにも女性/男性アンサンブル、
バンドを引っ張ってきた リーダーたちが卒業していく。

いまだに信じられないが、
これが阿麻和利なのだと納得するほかない。

ただ、

この子供たちはいったいなんなのか?
どこからこんなパワーがでてくるのか?

といつも感じる感動と問いは、
この 卒業公演を経て、さらにはっきりとしてくる。

目の前にいる彼らは…

周囲の支えてくれる人たちや
先輩たちの思いが渾然一体となった姿
なんだと。

新キャストでのぞむ新しい阿麻和利は、
新たなチャレンジや泣き笑いを生みながら
すでに始まっていることだろう。

そして阿麻和利を見ることのできる1人としては、
多くの人にこの舞台を見てほしいと願いながら

彼らの 肝高き心にまけない思いを
自分の中でも燃やしていきたい

とあらためて強く思うのだ。


公演後のお見送り(最後の挨拶)



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