2009年10月27日火曜日
平田大一インタビュー動画『黒岩祐治の人材発掘!』

元・フジテレビキャスター黒岩祐治さんが、肝高の阿麻和利」の演出家、平田大一(ひらた・だいいち)さんにインタビューする動画 がWebで公開されているので、ご紹介しておきます。


(画像クリックで、動画ページを開きます)

*ただし、動画を見るには 最初に会員登録(無料)が必要 です。

(住所や電話番号は記入不要なので、すぐに終わります)

初めて シアターテレビジョン を利用する方は、
まず こちらで会員登録 をすませてください。


平田大一インタビュー その1 『黒岩祐治の人材発掘!』 #2 (No.3)【約18分】

平田大一インタビュー その2 『黒岩祐治の人材発掘!』 #2 (No.4)【約15分】


*その2後半には、兼堅浩一さん(うるま市商工会会長) のインタビュー(実際は黒岩さんの直接提案?)も含む。
平田さんのインタビューはNo.3〜4です。(No.1〜2は、たかがい恵美子さんのインタビュー)


この番組は、前にこちらでご紹介した動画と同じタイミング(2009年6月春公演) で取材されたものらしく、“様々な分野で活躍する、知られざるスゴイ人(若手)を、リレー形式で紹介してゆく番組!” なんだそうです。(シアターテレビジョンの動画ページより)

黒岩さんは5年前、初めて阿麻和利を見たときに 心が震えるような感動をした そうで、5年前と今回(2009年6月の春公演時に) 来沖したときの印象を比較して、 核心に迫る質問を平田さんにぶつけています

それを受けて平田さんも、阿麻和利のこれまでの10年、これから先歩むべき方向性について熱く語っています。

全国各地で大きな課題となっている 地域再生の手だて として、いま最も熱く有望視されている取り組み の展望が浮かび上がってくる動画です。

無料で見られるのでぜひご覧ください。



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2009年10月24日土曜日
「肝高の阿麻和利」秋公演に行ってきた!

台風20号接近の風雨の中、秋公演に向かう


本日、現代版組踊「肝高の阿麻和利」の秋公演を観てきた。

6月の春公演から久しぶりのようであり、あっという間のような気もする今回の秋公演。

その間の8月には、東京、仙台公演もあり、阿麻和利の出演者や関係者にとっては本当にあっという間だったのではないだろうか。

さて、今回観に行ったのは、4回ある秋公演(昼夜2公演×2日)の一番最初の昼公演。

あろうことか出かけるのが遅くなり(いつものこと?(-_-;)、開演ギリギリかけこみセーフ!… ★(*_*)

といいつつ、阿麻和利が始まる前の「翔べ!尚巴志」(来月公演予定)のPR演舞の途中入場となってしまった…。(我ながらあきれる)そのためほんの一部しか見れなかったけれど、本公演が十二分に期待できる大迫力の演舞だった。


目玉のチャレンジキャスト


そしていよいよ阿麻和利の昼公演がスタート。

見どころの一つは、※チャレンジキャストの長者の大主(うふしゅ)役を演じるMくんだった。(男子が演じる大主を見るのはたぶん初めて)

※チャレンジキャスト──初めて挑戦する配役のこと(勝手にこう呼んでいる …ん、平田さんか誰かも言ってたかな?)

彼は賢勇やハッタラー役などで知っていたが、大主役を見るのは初めてだった。
(もしかすると、すでに東京、仙台他の公演で演じていたかもしれない…)

個人的に、彼は次期・阿麻和利ではないかと思っていたほどの存在感がある実力派。

なので(当面は)主役ではない様々な大役を演じたい(演じさせたい)という路線(?)なのだろうと勝手に思っていたので、特に驚きはなかった。

けれどもステージに長者の大主が登場したとき、一目見てMくんだと分かり、おぉーこれは楽しみ!と思いながら、その後の彼の演技に注目していた。(かけこみセーフだったので、リーフレットのキャスト表に目を通す時間がなかった(-_-;)

スリムで長身(伸び盛り?)の彼は、これまでの背の低い女子が演じていた大主とはだいぶ印象が違った。腰を曲げて歩いても、そのスッキリとした体型が災いして長老の体型とはほど遠いように思えた。

しかし最後のシーンの雄叫びは、これまで見た女子の大主とは明らかに違う、長老としての野太いよく通る迫力ある声が出ていて素晴らしかった。新しい大主だった。
(これまでの大主役も、女子とは思えないほどの大迫力の雄叫びだったが、ノドの負担が大きいのか、声がかすれて聞きとれないことがままあった)


名シーンは、ハプニングから始まった


そして今日の昼公演で最も印象的なシーンを目撃した。
彼の大主役で、思わず魅せられたシーンだった。

それはハプニングから始まった。

最後のシーンで阿麻和利が倒れた後、大主が阿麻和利の前に立ってセリフを言うときに、彼の長い振り袖(?)が阿麻和利のかぶりもの(角飾りを含む全体)にひっかかり、するりと外れてしまった(頭には何もない状態になってしまった)。阿麻和利が倒れた状態だったのでその時はあまり目立たなかったが、問題はこの後だった。

大主の彼は動じることなくセリフを続けていた。

そしていよいよ阿麻和利が起ち上がってステージの奥に(この世からあの世へ)行こうとした時、阿麻和利役のMくんはその角飾りをサッと引き寄せ握って起ち上がった。ただそれを着け直すわけにもいかず、そのまま手にしてステージ奥に行くのはためらわれたのか、百十踏揚の背中あたりにポンと手放して、ステージ奥へと進んでいった。

百十踏揚もそれに触れずに演技を続けている。

このままどうなる??!と思ったとき…

大主役のMくんが百十踏揚に近づいて肩に手を寄せる演技のところで、それをすっと手に取った。でも、急いで隠すようにではなく、あの世に行こうとする阿麻和利に思いを馳せるように、ゆっくりとその角飾りをすっと胸に引き寄せ、握りしめたのだった。そしてそれを持ったまま彼は舞台をはけていった。

これには、思わずグッときて目頭が熱くなってしまった。

自分が外してしまった、という責任感がそうさせたのかもしれないが、実に機転のきいた、印象的なアドリブの演技だった。

あと、特筆すべきチャレンジキャストは百十踏揚役のIさん。リーフレットを見ると、この4回公演のうち後の3回はレギュラー?のTさんだから、Iさんの百十踏揚はこの昼公演だけらしい。(このリーフレット通りなら)

彼女の百十踏揚はとても自然だった。緊張はしていたかもしれないが、それを感じさせない演技に好感がもてた。彼女は次の公演でも百十踏揚を演じるかもしれない。


そして平田舞台の要、きむたかバンド


あと、バンドも音の出だしに不安な気持ちが感じられる場面がいくつかあったのと、キーボードの音が何度かはずれていたりして、最後にはOGのMさんが交代して演奏する一幕もあった。キーボードの彼女はくやしかったに違いない。でもきっとこのくやしさをバネにしてくれるはずだと信じている。

うまいヘタより大事なのは思いきりのよさ。それが平田舞台の目指すところ。

…とは言え、役者やアンサンブルと違い、バンドにはそれ相応の歌唱力、演奏技術が求められるのが彼らのつらいところかもしれない。でもそのためかバンドにはOG(OB?)のサポートがある。彼らならそのサポートを得てきっと乗り越えて行けるだろう。

春公演でバンドは高校生より中学生が多いと話していたので、これから先の伸びしろは充分だ。どんどん思いきった歌や演奏になっていくよりほかはない。


全公演見たくなるのが阿麻和利


浪漫の会ブログを見ると、直前の仕上がりは芳しくなかったらしく、平田さんの檄も飛んでいたそうだ

ただ、いつも思うことだけれど、うまくいってもいかなくても、最後の最後まで全力で出し切る姿をみたときに、たとえようのない感動がある。そして、それは観るたびに変わっていく!

リーフレットのキャスト表を見てると、それぞれにチャレンジキャストがあり、残り3公演のどれも見たくなってしまった。(といっても既にすべてチケット売り切れ)

この次に観られるのは来年2月の卒業公演。なんと3日間(計5回公演)もある(!)

1月の福岡公演は観られないので、卒業公演を今から楽しみに待ちたい。



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2009年10月10日土曜日
那覇市民会館での「那覇センセイション」公演

那覇市青少年舞台プログラムの現代版組踊(げんだいばんくみおどり)「那覇センセイション」を観てきました。那覇市芸術監督でもある平田大一さん演出の舞台です。

今回が2回目の観劇。前回(今年3月のパレット市民劇場)に比べて一回り大きな会場でした。

初めて観た前回と比べると、主役のニート(男)3人のうち2名を実力派?の高3女子が演じていたり、見覚えのない新メンバーの顔をチラホラ見かけたりと、前回とはガラっと変わった配役で、また別の新しい舞台を観た思いでした。

平和教育といっても、教える先生側と生徒側でも知識以外に大きな違いはあまり感じられない現実。
とにかく実感がない。そんな状態で平和の大切さを訴えるってどうやったらいいんだ!?というこの舞台の大きなテーマについて、とにかく少しでもその記憶が残る所に行き、肌身で感じたひらめきを大事にしよう。それを種やヒントにして考えてみることが大切なんだ。

そんなメッセージが、小中高生たちが演じる舞台から伝わってきました。

平田舞台の大きな魅力となるダンスと楽曲の素晴らしさ。

この舞台の音楽監督はきむたかバンド(肝高の阿麻和利のバンド)メンバーOBである仲里朋大氏が務めていますが、彼が作ったテーマ曲「那覇センセイション」「平和への誓い」がまた秀逸なのです。

思わずアンケートにCD化してほしいと書いてしまいました。

今の音をCD化してほしい!と強く思うにはもう一つ理由があります。
それは現ボーカルの歌声があまりにも見事であることです。4月から高校生になった彼女の歌声はおそろしいまでの安定感があり、本当に驚くばかり。

かつて平田さんは、阿麻和利の舞台で “バンド(音楽)の存在はとても大きくて重要” ということを言われていたけれど、阿麻和利以外の舞台でもその音楽へのこだわりが感じられるのが、やはり平田舞台たる所以なのかと思います。

今回も、今の精一杯の演じきる姿を見せつけてくれた子供たち、そしてそれを支える周りの大人たちの勇気と行動力に敬意を表したい、そんな舞台でした。




(写真は終演後、ロビーでお客様を見送りながら歌い演舞する子供達の様子。これもまた平田舞台の心が表れている光景)


Photo: iPhone 3G



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2009年10月8日木曜日
晴天のイルカ公園(西原マリンパーク)

台風18号が上陸することなく遠ざかった翌日、西原マリンパーク隣のイルカ公園でお散歩。写真は公園内の西原タッチューからの眺めです。




Photo: RICOH Caplio GX100



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2009年10月5日月曜日
シーサイド・イン・レストラン(嘉手納マリーナ)

少し前に行った嘉手納マリーナ内の「シーサイド・イン・レストラン」。

これまでドライブの途中に立ち寄ることはありましたが、レストランに入ったのは初めてでした。

レストラン内はアメリカーな雰囲気もするけれど、何と言っても海にせり出した建物なのでテラスの下はすぐ海!まるで恩納村あたりのリゾートホテルのレストラン?という印象が強かったです。全体的にキレイで丁寧なサービス、天井が高く広々した感じは好印象でした。

でもさすがにバイキングの料理はアメリカン。大振りな味…(^_^;
クリーミーなマッシュポテトとかそういうアメリカン独特なのが好きな方には最高でしょう。

もともと米軍施設なので、レストランの隣のビーチなどは使えない、という話しを聞きますがどうなんでしょうね…(?)昔はここのエリアに入ることもできなかったそうですが。













ランチはビュッフェスタイル(バイキング)で大人8.95ドル(900円位?)でした。(ランチタイムは水曜~日曜の11:00~14:00)

最近行ったアワセ・メドウズ・レストランと同様、手元にドルがあったのでそれを使いに行きました。
ここはメドウズとは違い、円でも支払いできるそうですが、お釣りはドルで返ってくるそうなのでややこしいですね。


Photo: iPhone 3G



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2009年10月3日土曜日
「未来映像OKINAWA」感想など

本日、沖縄コンベンションセンターで開催された「未来映像OKINAWA 観光ドラマコンペティション作品完成上映会&未来映像シンポジウム」に行ってきました。以下はその感想など。
(Twitterへ投稿した記事に加筆修正したもの。行頭の数字は投稿時間で、クリックで元のTwitter記事を開きます)



09:25:10 おはようございます。見直すべきことが山積してtweetから少し距離を置いてますが、それらが遅々として進まない中、本日午後からの未来映像OKINAWA見てきます。期待の中学生監督(!)仲村 颯悟(なかむら りゅうご)監督の作品やシンポジウムに触れ、煮詰まり状態ブレイクスルーです。 又吉演ブログ MATAYOSHI EN BLOG http://bit.ly/3ZZCs


14:53:00 未来映像OKINAWA会場なう。3時スタートです。 http://twitpic.com/k22w5



17:17:30 短編映画3作の上映とお二方の講演終了。これからパネルディスカッションが始まります。


18:39:29 未来映像OKINAWA終了(20分ほど前)


20:01:58 『未来映像OKINAWA』参加雑感。最初の観光ドラマコンペ作品上映(3作品)、それぞれ短編だからアッという間に終わると聞いてたけど…本当にアッという間!期待のやぎの散歩」は素晴らしいと言うほかない。監督が13歳だからじゃなく、あの子ヤギの名演はどんなプロ作品でもかなわない。


20:29:58 「やぎの散歩」はもちろん子ヤギだけではなくて、作品全体の完成度が高く、今度は長編を見たい!と思わせるのに充分な仕上がりだった。聞きしに勝るとはまさにこのこと。驚くべき中学生監督の今後が楽しみで仕方ない。


20:59:08 コンペ作品上映会後にゲストスピーカーの講演があり、その後パネルディスカッションがあったが、映画プロデューサーの仙頭武則氏のストレートな物言いに会場は大盛り上がり。世界で通用するには徹底的に地元を題材にすること教育の場がないに等しいことが大問題、といった意見が示された。


21:32:00 パネルディスカッションで又吉演氏が、“若い世代の育成が出来ていないのは我々の責任”と発言していた。でも中学生の仲村監督を目の当たりにしたとき、オキナワの映画人育成に大きく弾みがつきそうな気がした今回のイベントだった。 http://twitpic.com/k2v8x





【参考】仲村颯悟(なかむら りゅうご)くんブログ「楽しい生活」



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