「 大丈夫であるように − Cocco 終わらない旅 − 」を観てきた。
最初は普通に桜坂劇場で観ようと思っていたが、密かに気に入っているあやかりの杜でも上映すると聞いて、そちらで観ることにした。
会場につくと、あまり大きくはないスクリーン。
それほど早く行ったわけでもないのに一番乗り。
傾斜のない会場だったので、2列目のほぼ真ん中に席を確保した。
(最前列に座るのは遠慮したが、後ろの人達はさぞかし目障りだっただろう)
── 映画についてはあまり野暮なことは言うまい。
沖縄を心底愛するミュージシャンであり1人の人間 としてのCocco(クリックで公式サイト)が、ライブツアーの中で見せた素顔に迫るドキュメンタリー。
彼女のファンは言うまでもないが、別にCocco(クリックでWikipedia)のことを知らなくても、ファンでなくても、あるいはあまり好きじゃないという人でも、沖縄に興味がある人、住んでいる人なら感じることは多いはず。
彼女というフィルターを通して、日本各地の傷跡や大いなる矛盾をはらんだ問題に思いを馳せるとき
自分は無力だと見て見ぬふりをする前に、何かできることがあるんじゃないか
われわれは そんな中を生きている、今も進行中 なのだと思う。
そんな映画だった。
もともと涙腺の弱い人なので、上映中何度か目頭が熱くなった。
途中、ここはどうにもこうにもヤバい、というシーンでは溢れ出るもの抑えきれず…
映画の中の彼女は姿は あまりにも美しくて切ない。
いやあ、見逃さないで本当によかった (;_;)(ありがとう、とんとんみー)
どうしてもCoccoファン向けになってしまいがちだろうけど
Coccoを知らなかった人にぜひ見てもらいたい。
↓ 予告編
パネルディスカッションのパネリストは、高野氏、高橋 俊介氏(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授)、川畑 保夫氏((株)沖縄教育出版 代表取締役社長)、比屋根 隆氏((株)レキサス 代表取締役社長)の4名。
【高野氏】
- 沖縄の人の 謙虚さやサービス精神のさじ加減 は 他県の人には真似できない。これを活かさない手はない。
【高橋氏】
- 普通ビジネスの現場では 感情を押さえ込む傾向にある が、(沖縄教育出版の日本で一番長い朝礼は)感情脳を活性化させてアウトバンドにのぞむもの。これはムダではなく 逆になくてはならないビジネスモデル。
- 伊波普猷が沖縄の人の欠点として「沖縄の人は恩を忘れやすい」と言っていた。その反面、人情には厚い。困っている人を助けたら後から自分が助けられるというのが根付いている。義理も大事だが内向的であるのに対し、人情は広がっていくもの。
- 今もっている知識よりも学習する習慣を持っていることの方が重要 だ。
そのためには 無意識に出る所作を意識して変えてみる、3ヶ月ぐらい経てば無意識に出るようになる。
【川畑氏】
- ES(従業員満足度)で大事なのは まずはコミュニケーション、やりがいと成長。給料で喜ぶのは一時的なもの。
- すべての仕事はお役立ち
- 大事なのは考える習慣づくり。
比屋根氏の発言も、若い世代といかに一体化しつつ共に成長していけるか、という情熱がうかがえた。
実際にはもっともっと たくさんの含蓄ある言葉が飛び交っていた が、特に印象に残ったものにしぼった。
これだけポジティブに考え、実践し、形にしているトップがいる という事実は本当に 勇気づけられた。
自分が 仕事を通じて何を成すべきか、多くのことを考えるきっかけ、機会をつくってもらったように思う。
今回このような場に参加する機会を与えてもらったことに、心から感謝したい。
会場となったハーバービューホテルは人で埋め尽くされて大盛況。これほど熱気が充満したシンポジウムは生まれて初めてだったかもしれない。
約3時間半があっという間に過ぎた。
県知事の挨拶の後に始まったのが、高野 登氏(ザ・リッツカールトン・ホテルカンパニー 日本支社 支社長)の基調講演。
- 私が学んだ "商業道" は《 どれほど小さな結果であっても、決して大きな努力もいとわない 》ということだった。しかしいつしか《最小限の努力で最大の結果を出す》ことが最も理想的 とされていた。
昨今の厳しい状況はなるべくしてなった。価値観の変化ではなく崩壊 だった。 - 水が《99度か100度であるか、この1度の差がものすごく大きい》どれだけ熱くても 99度の水ではただの熱い水。行動が伴わない。
蒸気になる100度の水は機関車をも動かすエネルギーとなり、自分や周りを突き動かしていく。 - あなた(の会社)は社会に必要とされる 価値を提供し続けているのか? 常に原点を確認すること。
- "ホスピタリティ" に欠かせないもの。
前提として《 大人の人間力 》がないとスタートできない。
大人の人間力とは《 あるがままを受け入れること 》
これらの言葉は講演内容の本当にごく一部だが、言葉の一つ一つがとても重かった。
言葉の端々から、高野氏の高い人間性が伝わってきた。
それらは一朝一夕ではない、日々の地道な積み重ねにより備わったものであることが容易に想像できた。
このブログの主
- greenbee
- 沖縄県, Japan
静岡に生まれる。
その後は広島で7年(府中町立府中小学校〜府中中学)、四国の徳島で5年(城東中学〜東工業高校)を過ごした後、大阪デザイナー専門学校を経て社会人となる。8年にわたる大阪暮らしを経験後、父親の生まれ故郷沖縄に移り住み14年、現在に至る。
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